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アルミ鋳物メーカー、アスザック(株)アルミ事業部の部長のブログ

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されど中国

 昨日、中国産の餃子を食べた人が中毒に陥り、農薬が検出されたとのニュースが日本中を駆けめぐりました。
正直なところ、「ついに出たか」という感想を皆さんお持ちになったのでは。私は農薬残留などの事は良くわかりませんが、通常の残留農薬程度ではそんなことはあり得ないとの情報も。うーん、怖いという感想以外出てきません。

 いずれにせよ、皆が心の中で解っていた事であり、「くさい場所には蓋をしろ」の精神で目をつぶっていた結果には違い有りません。誰が悪いと言った議論はこれから出てくるとは思いますが、解決はうやむやになるでしょう。中国とのビジネス経験がある人は解ることです。

 人の命に関わることには、自分の身に直結することもあって人はナーバスになります。私自身も「食べたくない」と思います。


 日本中が偽装問題に揺れる中、その発端とも言えるミートホープの社長が発した暴言は、今その核心を突いた発言として、日本国民は真摯に受け止める必要があるのかも知れません。
「半額セールに飛びつく消費者も悪い」
表現は適切ではないかも知れませんが、有る意味真実をついています。

 「何でも良いからやすい物を追い求めた結果、企業は努力の限界を超えたコストを求められている。」と言うことを言っているのです。
 考えてもみてください。
20年前、液晶テレビを買える人は日本中に何人いましたか?10代の若者が皆車を乗り回していましたか?パソコンのスペックは今の何分の一ですか?

 資本主義経済は、購買側に選択権を与える経済システムです。いくら巨額の費用を投資しても、購買側に買って貰えなければなんの価値もない。

 スーパーーの食品は大多数の一般人が買う物。その財布の中身は限られている。国内ではやすく作れない。結果途上国の能力に頼らざるを得なくなる。
 「どうせばれない」と思った瞬間、鶏肉を混ぜてしまう。

 企業は、今まさにこの境の上で悩んでいるのです。

道を踏み外さずに潰れていく企業も多いでしょう。これは競争だから仕方ないのかも知れない。


 スタグフレーションという未曾有の危機を迎えた日本経済の先行きを不安視するのは誰もが同じ事。理屈上スタグフレーションは必ずその経済圏を破滅させます。
 さて、問題の中国工場ですが、多分意気揚々と続けていけるでしょう。

 全ての人がそうではないと思いますが、命を尊ばない国民性を持つ国に(余談ですが冷戦まっただ中にかの国家主席が「原爆で10万人死のうとたいした問題ではない。中国には10億の人がいる」と言った話は有名ですね)、こういった管理を根付かせることは難しい。

 日本もかつては公害病を始め、同じような事件は数多く有ったはずです。それでも世界経済は日本の労働力・コスト・技術を天秤にかけ、日本から手を引くことが出来なかった。

 実質世界経済のキャスティングボードを握る「目覚める虎」。

我々はどう向き合っていくのか。蓋をしていて、一部の企業の問題として考えていいのか。

実は、安全衛生の問題ではなく経済戦争の問題であると、認識しなくてはなりません。

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